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【違いを解説】テコンドーの蹴り技には4つのフォームがあります!『静』『動』『破』『勢』

テコンドーの蹴り技には4つのフォームがあります。

1.型用フォーム『静』

2.組手用フォーム『動』

3.デモンストレーション用フォーム

a. パワーブレイキング『破』

b. アクロバット『勢』

※漢字は私の独自解釈であり公式ではありません。

このことを理解していないと、道場に通うにしても動画などを見て自習しようとしても

・道場や指導者によって教える内容が違う

・前言っていたことと正反対のことを言ってる

と迷ったり混乱することになります。

それではそれぞれの違い、特徴、注意点を簡単にお伝えします。

1.テコンドーの型用のフォームは『静(ピタッ)』

まずテコンドーの型は『審美的』ですので、一番の特徴は「見た目重視」であることです。

よく海外のリアルファイト重視の人はテコンドーの型用の蹴り技を見て、

「こんなん実際のケンカでは使えない」

なんてコメントをしていますが、それはバレエや新体操を見て、こんなん喧嘩に使えないと言っているのと同じに感じます(^^;

そしてフォームのポイントは、『静』です。

構え(ピタっと静止した状態)⇒蹴り(足を伸ばしきった時にピタっと一瞬静止)⇒構え(ピタっと静止した状態)

そしてテコンドーの型で『静』を表現するには

『強い体幹(ブレない)』

『バランス感覚(グラつかない)』

『しなやかで柔軟な筋力(フワッとしない)』

が必要です。

これにより技のキレを表現できます。

またテコンドーの型用蹴り技のフォームでは

膝をしっかりたたむ(抱え込む)⇒膝を伸ばしきる⇒膝をしっかりたたむ

ことでメリハリ(反対語は「だらしない」)をつけます。

なお、静止した状態から素早く力強く蹴るということは、車で例えるなら

ゼロヨン(400mの超単距離レース)と同じで、かなりのエネルギーを使いますし、筋肉への負担も大きいです。

車の運転経験のないキッズには、運動会の大玉転がしが分かりやすい例となります。

最初止まっている大玉を動かすには大きな力(エネルギー)が必要ですが、動き出した後はそんなに力が要らないです。

このことを理解されていると静止状態からいきなりMAX(最速、最大角度)に持ってくる型動作は、

・想像以上に体力を消費し

・筋肉への負担も大きい

ということがイメージできるのではないでしょうか?

型動作の大会に出て上位入賞を目指すのであれば、

・毎日のストレッチ

・静止した0からMAX出力を出す練習

は必須になってきます。

なお、女性の股関節は男性より柔らかく可動域も広いため型動作には圧倒的に有利です。

しかし関節が柔らかい分、それを繫ぎ止める骨格筋(インナーマッスル)を鍛えていないとその可動域に筋肉がついていけず、故障につながるリスクがあります。

人間の体は何でもバランスが大事ですので、柔軟性と筋力をバランス良くトレーニングされることをお勧めします。

2.テコンドーの組手用フォームは『動』

組手(スパーリング)の中で蹴り技を使う時には、

・フットワーク(ステップ)から繋げられること

・止まらないこと(居着かない)

・次の動き(蹴り、避ける)ができるようにすること

が重要です。

一言で表すなら『動』です。

フットワーク(動いている状態)⇒蹴り(次の技に繋げられるORすぐ動ける状態)⇒次の動作(連続蹴り、避ける、フットワークなど)

上手い方はフットワークからの蹴りが連続しており一連の動きに見えます。

またフットワークの中に蹴り動作の一部を分からないように紛れ込ませます。

そのためフェイント動作と見分けるのが難しくなります。

なお、フットワークを使うことで、蹴りのスピードも威力も上がります。

もし蹴りのスピードや威力が逆に落ちていたら

・フットワーク

・蹴りのフォーム

・フットワークからの繋ぎ

どれかに問題点があります。

なお実際の組手の中では、バランスを崩した状態から蹴ったり、変則的なフォームになることもあります。

ただ、元の基礎(ベース)ができていない中で、実戦練習ばかりすると我流に偏ったり、変な癖が抜けなくなったりする可能性があります。

さらには、それが関節に負荷がかかるフォームだと気づかず続けることで慢性的な痛みが出たり、故障したりする原因にもなります。

もし動画などで自習する場合には、そのフォームが

・体のどこかに負担がかからないか

・どこか一部に負担が偏っていないか

にも気を付けるようにすると良いと思います。

特に近代のオリンピックテコンドーの練習では、股関節が硬い人は膝をおかしな角度で捻ることでその動きを実現しようとします。

この状態で蹴った反動が膝に行けば、膝の軟骨、半月板、側副靭帯などを痛めることになります。

なぜなら、空蹴りの型動作や、蹴り抜くことのできるミット蹴りと異なり、重い質量を持つ人間を蹴る組手では、蹴った時の衝撃が一部反動となって自分の関節に蓄積するからです。

ということでテコンドーの組手用の蹴り技を練習される際には
・そもそも股関節や膝への負担が少ないフォーム(体の使い方)の探求
・柔らかさに見合うインナーマッスルに鍛えること
をお勧めします。

3a. テコンドーパワーブレイキング用フォーム『破』

テコンドーのデモンストレーションは大きく分けて2つあります。

パワーブレイキングとアクロバットです。

まずパワーブレイキングですが、これは分厚い板やブロックなどを割って、威力や破壊力を誇示します。

これを一言で表現するなら『破』です。

この時のフォームの一番の特徴としては

・とにかく体重を移すこと

です。

余談ですが、昔某格闘漫画で

「E=mc2」

というアインシュタインの特殊相対性理論を持ち出し

「エネルギーは質量に光の速度の二乗をかけたもの。だから威力を上げたければ打撃のスピードをアップさせるんだ!」

なんて説明されていました。

ただ、この式の速度は光の早さです。

そんなもの聖闘士星矢の黄金聖闘士(ゴールドセイント)でなきゃ無理って話です(笑)

(聖闘士星矢はジェネレーションギャップ案件かなぁ(^^;)

実際の所、威力や破壊力を上げたければ太るのが一番手っ取り早いです。

だからこそテコンドー、柔道、ボクシング、キックボクシングどれも体重で階級分けをしていますし、ボクシングでは2キロ前後で細かく階級が変わります。

ということでテコンドーのフォームの話に戻しますが、威力を上げたければとにかく自分の重さを対象に伝えることです。

対象は動かないですし、平面ですので、

・自分の体重を移動させながら

・対象に対して直角(垂直)に打撃部位を当てる

というのがポイントです。

そして、打撃部位については、ミット蹴りや組手の時とは異なります。

例えば回し蹴りは、ミット蹴りや組手では足の甲を当てますが、このパワーブレイキングでは足首と指を背屈させ、親指下の母指球、上足底部を当てます。

なお、このパワーブレイキングでは、

蹴る場所がズレたり

蹴りが通らなかったり

すれば怪我に繋がります。

特に上級者ほど分厚く固いターゲットを使いますので、失敗した時の怪我のリスクが跳ね上がります。

また、持ち手も手の指を蹴られて骨折するという事故も起こりうりますので双方注意が必要です。

3b. テコンドーアクロバット用フォーム『勢』

続いてアクロバットのデモンストレーションですが、これはバク宙蹴りや空中で回転して蹴るなど文字通り、体操やアクロバットの技術を使います。

そのため蹴りのフォームも

・助走の勢いを止めない

・回転の遠心力を止めない

ことを重視します。

このフォームを一言で表現するなら『勢』です。

そして、このテコンドーのアクロバットデモンストレーションの技にダンス要素を融合させたのがトリッキングです。

ただ、その一番の違いはトリッキングは当てる対象がないことです。

そのため武道や格闘技というよりは、体操やアクロバットに近く、実際トリッキングを教えている先生は武道ではなくアクロバット出身が多い印象です。

なお、日本のテコンドー道場でアクロバットデモンストレーションを習える所は極めて少ないと思います。

私自身検索して調べていますが、全国で数か所しか情報が出てきませんでした(^^;

ちなみにテコンドーを国技とする本場韓国では、テコンドー道場がアクロバットの先生を週1で呼んだり、またはアクロバットに特化した道場があるのでそこに通って習うことができます。

あと補足ですが、YOUTUBEの動画に出てくるKtigersは韓国最高峰の演武団で全世界で興行していますが、そのメンバーは韓国国内で選抜されたエリート中のエリートで、もともと体操でメダルを狙えるのではないかという極めて高い身体能力と運動神経を持つ若者が毎日何時間も練習しています。

これぞテコンドーデモンストレーションの最高峰!K-Tigers!

もし本気であのレベルを目指すなら幼少期からテコンドー、体操、アクロバットを習い、中学、高校の時に韓国へ留学するというのが現実的なルートではないかと思います。

以上、テコンドーの4つのフォームについてその特徴、違い、注意点などを簡単に説明しましたがいかがでしたでしょうか?

これは私の主観的な印象ではありますが、日本国内のテコンドー道場では、組手をメインとする道場がほとんどだと思います。

海外でも型よりもオリンピック種目である組手が主流かつ人気だと思います。

またパワーブレイキングについては、テコンドーのもう一つの団体ITFの方が盛んです。

そのためテコンドーに興味をお持ちになり、習うことをお考えの方は、ご自身の興味がどれに近いのかを考え、その目的に合った道場、教室に通うと良いと思います。

特に、オリンピックの代表選手になることを目指す、大会で上位入賞することを目的とする、という方は、そういう実績があり、同じ目的を持つ猛者が集まるガチ道場を選択することが必須になってきます。

ちなみに当教室は

3つの理念

『楽しいテコンドーの普及』

『テコンドーのカッコいい蹴り技のマスター』

『テコンドーという武道を通した心の育成』

3つのポリシー

『無理なく楽しく♪』

『怪我なく故障なく』

『痛くない怖くない』

を持っており、

組手の大会には出場せず、

フルコンタクトの自由組手練習はしないこと

を特徴とする今までになかったスタイルの教室です^^

当教室は従来の武道教室が合わない方こそ合うかもしれません^^テコンドーアクションアカデミーの理念、ポリシー、方針、特徴について

痛い思いや怖い思いをすることなく楽しく体を動かしながら、カッコいいテコンドーの蹴り技を習えるので、女の子や心の優しい男の子にも安心して通っていただいております^^

教える内容も

・武道的な理にかなった体の使い方

・体操的な自重を使った体の使い方

・テコンドー型動作での蹴り技

・近代オリンピックテコンドーの組手での蹴り技

・オールドスタイルのテコンドーの組手での蹴り技

・映画的な護身術ではなく実際の護身術

・心技体の心は思いやりの心、感謝の心を重視

というように色々なテコンドーを知っていただけるようにしています。

個人的には黒帯までは一つに特化することなく、色々と知り、経験し、黒帯以降は自分が一番興味を持つことに特化して進んで行っていただけたら良いなと思っています^^

もし少しでも当教室にご興味をお持ちになったら是非気軽にお問い合わせください。

当教室ではただのお問い合わせに対して、入会を勧める勧誘や営業はしていませんのでご安心ください^^

また体験レッスンを受けた後の勧誘・営業も今まで一度もしていないですし、今後もしませんのでそれもご安心ください^^

お問い合わせは各教室のホームページから

テコンドー尾張旭教室

テコンドー春日井教室

またLINEからも24時間いつでも受付中です^^

なお、今までお問い合わせはほぼ24時間以内に返信しています。

もし24時間経過しても返信がない場合は、何らかのシステムエラーで届いていない可能性があります。

その場合は、お手数おかけしまが、電話番号宛のメッセージなど他の方法もお試しください。m(__)m

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