テコンドーって何?空手と何が違うの?その疑問に答えます^^
護身術として何か武道を習いたい、またはお子さんに何か武道を習わせたいと思って習い事サイトを検索される親御さんにとっては、
「テコンドーって何?」
「空手と何が違うの?」
というのはよくある疑問、質問です。
実際、当教室でもキッズクラスにご入会された親御さんから上記の質問をいただくことがあります。
この記事ではその質問についての回答をしていきますが、少し小難しかったり、マニアックなことも書きますので普通の方はページを閉じてしまうと思います。(笑)
そこで、テコンドーのイメージが何となく伝わるような、これはテコンドーっぽい練習という1分ほどのショート動画を作成しましたので、まずはこちらをご覧ください^^
テコンドーって何?という方にテコンドーっぽさを伝える練習風景ショート動画^^
上記のショート動画は当テコンドーアクションアカデミーの尾張旭教室日曜一般クラスの練習風景の動画を元に撮影しています。
この蹴り心地が良く、気持ちの良い音が出るミットをリズミカルにバシバシと連続ハイキックをカッコ良く決めていくのはまさにテコンドーの超定番の練習です。^^
そしてこのテコンドーのミット蹴りの楽しさでテコンドーにハマる方が多いのです。
このミット蹴り練習は蹴り技の種類やその組み合わせを変えることで無限のパターンがあり、難易度の調整も簡単にできますので、始めたばかりの超初心者さんからベテラン上級者まで飽きることなく楽しめます。^^
なお、このショート動画で練習している5連コンボは中級者向けの難易度なのですが、この連続技を練習したのは生徒さん全員この日が初めてでした。
ちなみに、こちらの動画に出ている生徒さん達は、
10歳の小学生男の子テコンドー歴約8ヶ月オレンジ帯8級(他スポーツ歴なし)
12歳の小学生男の子テコンドー歴約6か月オレンジ帯8級(他バスケットボール)
12歳の小学生男の子テコンドー歴約1年緑帯7級(他伝統空手黒帯)
13歳の中学生女の子テコンドー歴約8ヶ月オレンジ帯8級(バレーボール部)
14歳の中学生男の子テコンドー歴約1年5ケ月緑帯7級(陸上部)
なのですが、テコンドーのクラスは週1回60分だけです。
正直、自教室の生徒さんということで贔屓目もありますが、それでもここまで上達しているのは本当にスゴイと思います。
代表指導員はその理由は、
・クラスの圧倒的な雰囲気の良さ(生徒さん同士、また親御さん同士仲が良い)
・親御さんのサポート(お子さんの習い事に関心を持って見守り声かけをしてくださっている)
だと分析しています。
本当にありがたいことで感謝しています。^^
テコンドーとは何か?に対する一般的な回答
続いて、「テコンドーとは何か?」に対する一般的な回答も以下に書かせていただきます。
「テコンドーは韓国武道で韓国の国技」
「テコンドーは普及を優先するため安全性を高めスポーツ化したことにより空手より早くオリンピックの正式種目なった」
「日本では空手人口が多くテコンドーはマイナーだが海外では競技人口が多くアメリカでは空手とテコンドーが武道系の習い事では同じぐらい人気」
「テコンドーは足技(蹴り技)がメインの武道」
「テコンドーは韓国の古武道と日本の松濤館空手が融合したものであり、チェ・ホンヒ氏が編纂命名して誕生」
以上はよく挙げられる回答の内容かと思います。
「テコンドーの創始者は誰なのか?」は見解が分かれるデリケートな話題です(^^;
これは一般の方は興味がないかもしれませんので、読み飛ばしていただいても大丈夫です。
「テコンドーの創始者は誰なのか?」というのはけっこうデリケートな話題になります。
それは、朝鮮半島が北朝鮮と韓国に分断された影響でチェ・ホンヒ氏も海外に亡命してテコンドーも2つに分かれたことが原因です。
ウィキペディアには、チェ・ホンヒ氏が創始者と書かれており、チェ・ホンヒ氏がテコンドーという名称の命名者であるのは間違いないのです。
ただ、テコンドーの技や技術自体を創始、つまり作り出したのか?というと、
「そうです!チェ・ホンヒ氏こそがテコンドーの生みの親であり創始者です。」
という見解と
「いや、チェ・ホンヒ氏は名付け親なのは間違いないがもともとのベースとなった技術は韓国古武術と日本で学び持ち帰った空手であり、それを融合して発展させたのは韓国の伝統五大道場であるため、チェ・ホンヒ氏一人が創始者というわけではないのではないか。」
という異なる見解もあり、さらに別の見解もあると思います。
これは飲食業界で例えるなら、本家と元祖の争いみたいになりかねないですし、片方が正統を名乗れば、必然的にもう片方は正統でないと主張しているのと同じですので、話題にすること自体争いの元になりかねないのです。
日本ではさらにそこにテコンドーは韓国武道家が日本で空手の技術を学んだものが基になっているので空手の方が上という主張する方もいらっしゃったり、在日朝鮮人と在日韓国人の関係性も影響したりしますので本当にデリケートな話題です。
ちなみに空手も沖縄固有の武術に中国武術が融合してできたもの(これについては内閣府のホームページに明記されています)ですし、こういうのは歴史の認識や解釈の相違問題と同じでセンシティブな話題ですので、他の武道をされている方とお話をする際にも避けた方が無難です。
なお、韓国国内ではテコンドーの団体同士、道場間で争いや分裂が起きないように、国家がテコンドー関連の法整備もしていますし、利権問題になる昇段審査認定についても、国家機関である国技院をつくり全世界共通で一元管理しています。
そのため韓国国技院が認定発行するテコンドーの黒帯は、道場が独自に認定発行するものと異なり、全世界共通でその価値が担保されたオフィシャルなものになるわけです。
すみません、分かりやすくシンプルに書こうとしていたのについ小難しい話やデリケートな話までしてしまいました(^▽^;)
テコンドーは映画、ゲーム、漫画などエンターテインメントに欠かせない武道
最後、少し違った角度からテコンドーについて説明します。
「アクション映画にも出てくるハイキックや跳び蹴りなど派手でカッコいい蹴り技の武道」
「SNK社NEOGEOの格闘ゲーム『餓狼伝説シリーズ』に登場するキム・カッファン、ナムコの『鉄拳シリーズ』に登場するファラン、ペク・トーサンが使う武道」
「韓国の人気アイドルグループBTSやエンハイプンのメンバーや韓流スターが特技としている武道」
「LINEの人気漫画『喧嘩独学』に出てくるイケメンキャラ新庄玲央が使う武道」
「ジャッキー・チェンの人気映画『酔拳2』のラスボスが使う足技」
すみません、これは違った角度というより完全に代表指導員の個人的な主観でした。(^▽^;)
以上、「テコンドーって何?」という質問に色々回答してみましたが、テコンドーは漢字では跆拳道と書き『道』なのです。
そのためこの質問の答えも十人十色で色々あって良いと代表指導員は考えています。^^
この記事やホームページを読んでいただくと伝わるかもしれませんが、代表指導員は答えは一つ、正解は一つという考え方はしないですし、特定の思想、主義、主張を押し付けることもしません。
それよりも陰陽思想、中道思想でバランスを大事に考えていますし、世の中は多様性が大事で、その中でお互いを尊重して協力、または協力が難しければ平和に棲み分けていけば良いと思っています。
さて、最後宣伝ですが、そんな代表指導員が責任指導して運営するテコンドー春日井教室に少しでも興味を持ってくださった方は是非テコンドーを体験してみてください。^^
2024年3月31日までは教室貸し切りの完全マンツーマンの体験レッスンを無料で、周りを気にせず自分のペースで受けていただくことができます。^^
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