普段は無理なく楽しく、でもやる時はやる!昇級審査は最大の成長の機会です!
こんにちは。
テコンドー春日井教室です。
2026年9月、春日井教室で昇級審査を行いました。
今回の受験者は11名です。
- 親子で楽しむキッズクラスA 6歳・女の子 9.5級白黄帯
- 親子で楽しむキッズクラスA 10歳・男の子 9級黄帯
- 通常キッズクラスB 9歳・女の子 9級黄帯
- 通常キッズクラスB 11歳・男の子 7級緑帯
- 一般クラス 11歳・女の子 9級黄帯
- 一般クラス 23歳・男性 9級黄帯
- 一般クラス 18歳・女の子 7級緑帯
- 一般クラス 39歳・男性 7級緑帯
- 一般クラス 16歳・女の子 6級青帯
- 一般クラス 18歳・女の子 5級紫帯
- プライベートクラス 16歳・女の子 9級黄帯
今回の2人については、それぞれの練習の様子や、昇級審査に向けてどのように取り組んできたのかについて、結果発表後に改めて詳しくご紹介したいと思います。
当教室では、とにかくメリハリをつけることを大事にしています
普段は無理なく楽しく、でもやる時はやる!
特に昇級審査とステージ演武はその機会となります。
普段のクラスでは、生徒さんが安心して楽しく練習できるような雰囲気を大切にしています。
しかし、だからといって、昇級審査まで普段の練習と同じ雰囲気で行うわけではありません。
昇級審査は、これまで練習してきたことがどこまで身についているのかを確認する大切な節目です。
そのため、審査では普段とは違う凛とした雰囲気の中、厳かな指示の元、緊張感を持って真剣かつ集中して取り組んでもらいます。
昇級審査は、誰でも受けられるわけではありません
当教室では、昇級審査を「受けてみたいから受ける」という仕組みにはしていません。
9.5級だけは例外ですが、それ以外の級では、実力が不足している中、「審査慣れしたい」という理由での受験は認めていません。
昇級審査前月末までに、指導員がその級の審査を受ける段階に達したと判断した生徒さんにのみ受験を案内しています。
なお、本番に強い、弱いという表現もありますが、当教室ではそもそも審査では緊張もするので普段通りの実力を発揮するのは難しいという前提で考えています。
そのため普段の8割の力の発揮でも合格できる実力を身につけた時に審査を受験していただくようにしています。
例えば普段の実力がその級の基準に対して10割満たしているとして、本番ではその8割の実力を発揮できたら良いぐらいの想定で考えているのです。
そのためもし合格ラインが7割だとして、普段の実力が9なら、その8割で7.2なので合格できます。
しかし、元の実力が8であれば、その8割は6.4なので合格には足りなくなります。
また当教室ではギリギリでの合格ではなく、審査を通して自信をつけていただくためにも、120%の実力を身につけ、9割のレベルでの合格を目指しましょう、と伝えています。
実際、武道は積み上げ式ですので、ギリギリレベルの合格では、次の級内容の練習をするのが大変になりますし、練習効率も落ちてしまい停滞しやすくなってしまうのです。
だからこそ当教室では審査を受けるタイミングの見極めを非常に大事にしています。
当教室の昇級審査に対する考え方についてはこちらの記事もご覧ください↓
9級黄帯では、何を身につけるのかを明確にしています
9級黄帯については、生徒さん本人、キッズなら親御さんにも現在の習得状況を確認していただけるよう、チェックリストを用意しています。
その項目数は、全部で231項目。
重複している項目を除いても164項目あります。
これは、9級黄帯になるまでに何を身につける必要があるのかを、すべて明文化したものです。
なお、当教室ではこういったチェックリスト以外にも、過去の実録動画を参考として生徒さんには公開しています。
また別途審査向けのお手本動画も用意しています。
それらは全て見てくださいというものではなく、教室として最大限に環境を整えたいという想いから用意しています。
活用するもしないも、どれを活用するのかもすべては生徒さんの任意になります。
この審査向けチェックリストについて詳しくは以下の記事をご覧ください。↓
昇級審査は当日だけではありません。
当教室の昇級審査は以下の流れで行います。
事前
昇級審査作文課題提出
審査当日
① 単発の蹴り技
↓
② 連続蹴り
↓
③ 型
↓
④ 板割り
↓
⑤ 組手
審査後
審査実録動画を見て自己評価を送る
組手については、当教室では安全面を考慮し、ミットを使った組手を行っています。
また、9級黄帯だけは6つ目の自己アピール項目を設けています。
昇級審査は減点方式ですが、この6つ目の自己アピールは純粋に加点のみのボーナス項目です。
この自己アピールでは自分の良い所、得意なことをアピールします。
自分の思いを語るも良し、ストレッチで柔軟性をアピールするも良し、審査5項目で上手く実力を発揮できなかったものに再チャレンジするのもありです。
例えば、4の板割りで板を割れなかったとしても、この自己アピールで再度挑戦し割ることができれば、割れなかった減点分を、自己アピールの加点で補填することができます。
テコンドーの昇級審査は減点方式でそれは変えられないのですが、教室としてある程度の配慮やアレンジは許されているため、当教室ではこのようなシステムを導入しています。
なんせ武道の昇級審査は合格定員のある進学受験と異なり、定員まで誰かを必ず落とさないといけないというものではありません。
そして当教室の昇級審査における優先事項は、昇級審査を通して大きく成長して自信をつけていただくことです。
このような考えの元、厳しい所は厳しく、それと同時に救済や補填できるシステムも導入してバランスを取っています。
板割りでは、ただ板が割れればOKではないです
この項目では、一連の所作を覚えること、集中力、技のコントロール(精度)、気合などが見られます。
具体的には、
礼
→ 正しい構えと立ち方で間合い合わせ
→ 両手を斜め後方に振り上げてから構えて気合の声を出す
→ 級ごとの課題の技で板を割る(インパクトと気合を合わせる)
→ 両手を斜め後方に振り上げてから構えて気合の声を出す
→ 元の位置に戻って礼
以上の一連の流れと所作を正しく行うことが求められます。
課題の技は、
- 9.5級白黄帯の課題は中段突き(クッションボード使用)
- 9級黄帯の課題は中段突き
- 7級緑帯の課題は回し蹴り
- 6級青帯の課題はネリョチャギ(かかと落とし)
- 5級紫帯の課題は横蹴り



そして課題の技については、
- 正しいフォームで
- 正しい攻撃部位を
- 板の中心に正確に当てる
必要があります。
そのため、例え割れたとしても、流れと所作を間違えたり、上記の基準を満たせなかったら減点になります。
また逆に、割れなかったとしても、正しい所作と間合いで、上記の基準を満たせていたらこの項目はクリアできます。
つまり、板割りは「板を割ること」だけが目的ではありません。
一連の所作を正しく行い、正しい技術で、正確に技を当て、気合を合わせる。
板割りという一つの項目の中でも、こうした複数のことを見ています。
板割りの審査について詳しくはこちらの記事もご覧ください↓
普段の指導員が、審査では審査官になります
当教室では、普段クラスを教えている指導員がそのまま審査官をします。
しかし、審査の時には、普段の優しく親しみやすいモードではなく、審査官として厳格、厳正なモードになります。
生徒さんの実力を発揮させるには、緊張させずリラックスした雰囲気の方が良いのではないかという考え方もあるかと思いますが、武道の世界では審査の雰囲気は厳かで張り詰めた雰囲気の方が普通です。
この緊張感がある中で審査に挑み、合格したからこそ、それが自信となるのです。
普段とは違う緊張感の中で、自分が身につけてきたものを発揮する。
そして、その審査を乗り越えて合格する。
その経験そのものが、生徒さんにとって大切な経験になると考えています。
昇級審査は当日で終わりません。自分の実技を、自分で見て振り返ります。
当教室の昇級審査は、審査当日に実技を行って終わりではありません。
審査の様子は、後から自分自身で確認できるよう、個別の限定公開動画として撮影しています。
審査を終えた生徒さんには、その動画を見てもらい、
「できていた点・できていなかった点」
を自己評価してもらいます。
キッズクラスの場合は、親御さんに動画を見てもらい、お子さんの自己評価をLINEで報告していただきます。
この自己評価まで終えて、受験者側の審査が完了します。
その後、指導員が最終的な判断を行い、正式な結果発表となります。
なおテストが終わった後の振り返りと反省をすることは、テコンドーなどの武道だけではなく、学校のテスト、仕事のプロジェクトでも非常に有効で効果的なことです。
そのため当教室では昇級審査でのこの経験を通してその姿勢を身につけていただくようにしています。
自己評価で「できていなかった」と書いた項目は、減点を半分にしています
当教室では、できていなかった点を自己評価で書けば、その該当項目の減点を半分にしています。
なぜなら知らずにできていないのと、知っていたけど本番で緊張してたまたまできなかったのでは天地の差があるからです。
だからこそ、自分の審査動画を見て、自分自身で「できていたこと」「できていなかったこと」を確認してもらいます。
これは、自分が何を理解していて、何ができていて、何ができていなかったのかを、自分自身で把握するためのものです。
また、自分自身を客観的に見て、分析し、改善していくというのは、今後も必要不可欠なプロセスであり、スキルです。
このスキルは昇級して上に行けば行くほど重要になり、自分自身のことだけでなく、仲間や後輩についてもそれができるようになることが求められます。
ちなみに、黒帯になれば指導員になることもできますし、自分で教室を開き教えることもできるわけですので、早めにそういう経験を積んで指導スキルを磨いておくことは将来にも役立ちます。
例えテコンドーで指導員にならなかったとしても、教えるスキルは学校の部活でも、仕事でも、あらゆる場面で有用なスキルなのは間違いないです。
昇級審査を通して、技術だけでなく心も成長してほしい
当教室では、昇級審査を通して技術だけでなく心も成長させていただきたいと考えています。
普段は無理なく楽しく。
でもやる時はやる!
普段の優しく親しみやすい雰囲気から、審査では厳格、厳正な雰囲気へ。
その中で、自分がこれまで練習してきたことを発揮する。
そして、合格した時に「自分はここまでできるようになった」という自信につなげてもらいたい。
当教室では、そうした経験も含めて、テコンドーを通して生徒さんに成長していただきたいと考えています。
今回受験した11人についても、それぞれがどのように練習してきたのか、昇級審査に向けてどのような変化があったのかについて、結果発表後に改めてご紹介できたら良いなと考えています。





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